こんにちは、ペペ(@pepe2blog )です。
スクールカースト最下位の少年が、友人と出会い、様々な経験を積んで成長していく青春映画
”ウォールフラワー”
精神的な病気や重い過去を抱える主人公のチャーリーや、めちゃくちゃ可愛いのに男性運がないサムなど、特徴的なキャラクターばかり登場するのがこの映画の良いところ。
その中でも魅力的なキャラクターがパトリック
同姓愛者であることを公言しつつも、堂々としていてセクシー。ユーモアのセンスもあるこの映画に無くてはならない存在です。
しかし実は深い悩みを抱えていて、チャーリーにはその弱みを見せるギャップがまたいいんですよね!
パトリック役を演じたのは
エズラ・ミラー
この記事では、パトリックの抱える問題や背景について解説した後、パトリック役のエズラ・ミラーについて紹介していきます。
この記事の内容
- パトリックとは
- パトリック役のエズラ・ミラーとは
- エズラ・ミラーの出演作品
ここから先は、「ウォールフラワー」のネタバレもあるので、もし観ていない人は読まないでくださいね!
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「ウォールフラワー」パトリックとは
という方のために簡単に説明します。
同姓愛者とスクールカースト
パトリックは、主人公のチャーリーが高校に入学して初めてできた友人で、高校3年生。
実はチャーリーは高校1年生で、他はみんな3年生なんですよね。
パトリックやサムは、チャーリーの姉や、ロン毛の彼氏と同じ学年です。
しかし、アメリカのハイスクールは日本で言う”クラス”の概念がなく、大学のように授業を選んで履修する形なので、1年生のチャーリーと3年生のパトリックは技術工作の授業が同じでした。
そして、フットボールの試合がきっかけでチャーリーと仲良くなります。
勘違いしやすいんですが、パトリックやサムもスクールカースト(学校内の序列)の最下位に属します。
アメリカのハイスクールでは、フットボール選手やチアリーダーなどの体育会系グループが”ジョックス”というスクールカースト最上位です。
対して、文科系の趣味を持つ学生を”ナード”と呼びます。日本でいう”オタク”に近いですね。
〇〇オタクのように、アメリカでも趣味のジャンルによって呼び方があり、パンクやゴシック好きの”ゴス”や、ガリ勉の”ブレイン”、パソコンオタクの”ギーク”など。
また、”ゲイ”や”レズ”などの同姓愛者も同じようにスクールカーストの最下位になります。
パトリックは同姓愛者を公言しており、そのためスクールカーストでは最下位に属します。
ビッチとして有名なサムや、ガリ勉のメアリー・エリザベス、映画好きのアリスも同じようにカースト最下位ですね。
ちなみに、パトリックと親密な関係があったブラッドは、フットボール選手の花形・クォーターバックなのでスクールカースト最上位です。
最下位のパトリックとの関係がバレれば今の地位にはいられないからこそ、周囲にバレることを恐れていました。
ナッシングとは
パトリックは、同級生に「ナッシング」と呼ばれていますが、これは彼が自分でつけたあだ名です。
チャーリーが初めてパトリックと出会った技術工作の授業で、キャラハン先生のものまねをしていたパトリックに対し、先生は「パティ・ケーキ君」と呼びます。
”パトリック” に発音が似ているため、からかう意味で ”パティ・ケイク(ケーキ)” と呼んでいるんですが、これが気に入らないパトリックは、
「俺の名はパトリック。さもなきゃ”ナッシング(名無し)”だ」
と言います。
つまり、俺のことパティなんて呼ぶなよ!って言ってるわけですが、この発言がきっかけでパトリックは周囲の学生から「ナッシング」と呼ばれるようになったんです。
実はかなり繊細
同姓愛者であることを隠すこともせず、明るくユーモアもあるパトリックですが、実は傷つきやすい一面も。
恋人関係であったブラッドが、父親にパトリックとの関係をバレたことをきっかけに、食堂でパトリックに対して「ホモ野郎!」と言うシーン。
パトリックは見たこともないほど怒ります。
自分のジェンダー観に誇りを持ち、常に堂々としていたパトリックですが、恋人からの一言に傷つき、助けてくれたチャーリーに対して涙を見せるんです。
実はかなり繊細な一面を持つのも、パトリックの魅力ですよね。
ちなみに、「ウォールフラワー」の原作小説では、パトリックの心情についてさらに詳しく知ることができます。
物語の大筋一緒ですが、登場人物の考えや、映画にも登場したシーンをもっと詳しく知ることができるので、「ウォールフラワー」をもっと好きになりますよ!
原作「ウォールフラワー」の魅力については記事で解説しています。
「ウォールフラワー」パトリック役:エズラ・ミラー
基本情報
名前:エズラ・ミラー (Ezra Matthew Miller)
生年月日:1992年9月30日
出身地:アメリカ合衆国ニュージャージー州
「ウォールフラワー」でパトリック役を演じているのは、エズラ・ミラーです。
「ウォールフラワー」出演当時は19~20歳でした。
子供の時に流行ったスティーヴン・チョボスキーの原作小説「ウォールフラワー」を読んでいたエズラ・ミラーは、喜んでパトリック役を演じました。
2012年のウォールフラワー公開当時のインタビューで、自身を「クィア(性的マイノリティの総称)」であると発言しており、性的多様性に対して肯定的な意見を示しています。
ゲイであるパトリックをあれだけリアリティをもって演じられたのも、そういった背景があるからなんでしょう。
ニュージャージー州出身で、父親がユダヤ人であるエズラ・ミラーは自信がユダヤ人であることを認識しています。
2008年の映画「Afterschool」で初出演し俳優としてのキャリアをスタートしています。
「ウォールフラワー」パトリック役:エズラ・ミラーのプライベート
エズラ・ミラーは、インスタグラムをやっており、プライベートや出演作品、モデルとしての写真の投稿が多いです。
ジェンダーの多様性に肯定的な意見を公言しているエズラ・ミラーらしく、中性的でミステリアスな写真も多いですね。
イケメンですね~。ファンタビのクリーデンス役のため、短髪のころでしょうか。
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中性的な写真が似合います。
超豪華なDCコミック「ジャスティスリーグ」のオフショット!
エズラ・ミラーがバットマンTシャツを着て、バットマン役のベン・アフレックと肩を組んでいるのが素敵です。
残念ながらインスタは2016年から開始のため、ウォールフラワー公開当時の写真は投稿されていませんが、素敵な写真ばっかりなので要チェック!
「ウォールフラワー」パトリック役:エズラ・ミラーの出演作品
「ウォールフラワー」にパトリック役として出演したエズラ・ミラーは2008年から映画に出演していますが、代表的な作品は以下の通り。
エズラ・ミラーの出演映画
- 少年は残酷な弓を射る (2011)
- ウォールフラワー (2012)
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (2016)
- ジャスティス・リーグ (2017)
2011年に、ティルダ・スウィントン主演の映画「少年は残酷な弓を射る」に主人公の息子役として出演しています。
2012年には、「ウォールフラワー」でパトリック役を演じます。
話題作への出演が増えたのは2016年。
DCコミックのユニバース化「ジャスティス・リーグ」(アベンジャーズのDCコミック版です)の2作目として公開された「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」にて、高速移動可能なヒーロー「フラッシュ」として出演します。
その後、2017年の映画「ジャスティス・リーグ」で本格参戦。
チームの末っ子的な立ち位置で、アベンジャーズだとスパイダーマンに近いポジションですね。
また、2016年にはハリー・ポッターの新シリーズ「ファンタスティック・ビースト」シリーズにクリーデンス・ベアボーン役で出演します。
詳細は避けますが割と重要な役どころで、今後の出演も期待できます。
「ウォールフラワー」、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ、「ジャスティス・リーグ」シリーズは、U-NEXTで鑑賞することができるので、エズラ・ミラーの出演作が観たい方はU-NEXTですべて観ることができます。
詳しくはU-NEXTの無料トライアルの始め方で解説しています。読んだ後5分後には映画を観始めることができるので試してみてください。
「ウォールフラワー」パトリック役:エズラ・ミラーを要チェック!
「ウォールフラワー」のパトリック役を演じた、エズラ・ミラーについて紹介してきました。
中性的でセクシーでミステリアスな雰囲気を持ちながら、明るい役も影のある役もどちらもこなせるという超魅力的なエズラ・ミラー。
これからもさらなる活躍は間違いないので、「ウォールフラワー」を観てエズラ・ミラーが気になったかたは、要チェックです。
ちなみに「ウォールフラワー」の原作者、脚本、監督を務めているのはスティーブン・チョボスキー。
エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」の脚本や、全世界で大ヒットした感動作「ワンダー 君は太陽」の監督も務めています。
家族や友情をテーマにしていて僕が大好きな作品なので、まだ観たことが無い人はぜひ観てみてください。
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今回は以上です。