こんにちは、ペペ(@pepe2blog )です。
今回は、2020年9月4日についに配信開始した
「ザ・ボーイズ シーズン2」
第4話についてネタバレ感想を書いていきます。
2020年9月4日(金)に最初の3話が配信されてから1週間。
長かった・・。
かつて感じたことが無いほど長い1週間でした。
そして待ちに待った第4話!やっと観られる…!
と、思いきやまさかの恋愛回ww
ということで、早速ネタバレありの感想を書いていきます。
ここからは「ザ・ボーイズ」のネタバレありで感想を書いていくので、観ていない人は鑑賞後に読むことをおすすめします。
まだ観ていない人は「ザ・ボーイズ」を無料で視聴する方法で登録すれば、シーズン1も2も一気に観られるのでどうぞ。
※9月11日時点ではシーズン2の配信は4話まで。毎週金曜日に1話ずつ配信しています。
「ザ・ボーイズ」シーズン2の概要と評価
「ザ・ボーイズ」シーズン2の概要と世間の評価について簡単に解説します。
概要
より激しく血みどろな展開の「ザ・ボーイズ」シーズン2。ブッチャー、ヒューイほかチームの面々はシーズン1で失ったものに動揺している。法の手から逃れるために彼らはスーパーヒーローたちに反撃する。ヒーローを抱えるヴォート社はスーパーヴィランの脅威にパニックになる。また、新たなヒーロー、ストームフロントは会社に揺さぶりをかけ、不安定なホームランダーを挑発する。
「ザ・ボーイズ」は、スーパーヒーローをテーマにしたブラックコメディ。
なにがブラックかというと、スーパーヒーローたちが実は殺人・薬物・不正なんでもありのクソ野郎集団だってこと。
主人公はそんなヒーローに愛する彼女を(木っ端みじんにして)殺されたヒューイ(ジャック・クエイド)。
彼らが結成するアンチ・ヒーローの「ザ・ボーイズ」たちが、超パワーを持ったヒーローに立ち向かうお話です。
評価
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER:91%
AUDIENCE SCORE:90%
海外の超有名批評サイトRotten Tomatoesでは、批評家・一般層共に超高評価。
SNSでも配信当日から感想で溢れていますが、非常に評価が高いです。
ザボーイズ 2ようやくみすすめてるが、S1を超える濃度でのゲスとクソの闘いをグロマシマシで描いてて最高
— j (@kalvin0920) September 8, 2020
ザボーイズ2
キレるライアンに対して
ホームランダー「(パパは)怒ってないから大丈夫だよ」
って言っちゃうの、ホームランダーのヤバさが滲み出てて最悪(最高)なんだよな。とんでもねぇ胸糞作品だ。— ondine@NGP (@s_ondine) September 6, 2020
ホームランダーやストームフロントの残虐さに、胸糞悪いといいつつそこがクセになっている人が続出です。
たしかに、多少グロ耐性がないと辛いかも。
顔面爆発とか、クジラとかグロかった・・。
さてさて前置きはこんなもんにして、ネタバレ感想していきますね!
「ザ・ボーイズ」シーズン2第4話のネタバレ感想
「ザ・ボーイズ」シーズン2第4話「この世に類を見ないもの」を鑑賞したネタバレ感想を書いていきます。
第4話のテーマは「愛」
いきなり謎のブロンド女性の婚約破棄話からスタートした第4話。
第4話のテーマは「愛」でした。
ブロンド女性はディープの結婚相手候補。
「セブン」に復帰するためのイメージアップの一環として、結婚相手を探しているようです。
共同教会のカウンセラー・キャロルがいよいよ胡散臭くなってきましたね笑
フレンチーは、弟が死んで傷心のキミコにキスを迫って首絞められて元カノ?のシェリーのもとへ。シェリーはシーズン1以来、久しぶりの登場でした。
ホームランダーはマデリンとイチャイチャ(マデリン死んだんじゃないの?と思った人のためにあとで解説しています。)
スターライトとヒューイは仲良くデート気分でチョコバーやラジオの曲で大盛り上がり。なんだかんだ言っても、やはり若者なんだなーって感じる回でした。
ブッチャーは最愛の妻ベッカの居場所を見つけるも、息子ライアンを大切にしないであろうことを見抜かれて、結局救出することはできませんでした。
シーズン1からの目的が、達成直前で失敗してしまったので、なかなか辛いシーンでした。
7年間の間にベッカの最優先はライアンに移っていたんですね…。
クイーンメイヴも番組中に、ホームランダーによってレズビアンであることが公開され、恋人エレナとの関係をついに認めることに。
ほんと、ホームランダーの承認欲求高すぎてキモイですね笑
そんなこんなで、今回は登場キャラクターの恋愛話がフォーカスされた回でした。
正直、展開も少ないし、グロやアクション少な目でしたね。
しかし、そんなのんびりした気持ちもラストシーンで一変します…!!
ホームランダー覚醒か..?
ヒーローとしての活躍やハッキリとした発言で、一躍人気者になったストームフロント。
対照的に、人気が下がりつつあるNo.1ヒーローのホームランダー。
世間的にも人気で負けそうになったホームランダーですが、ついに直接の口喧嘩でも敗北します。
キレて目を光らせて脅すとか、もはや精神年齢10歳以下ですね。
しかし、そこでストームフロントに言われた「愛してくれる5000万人より、憤る500万人が必要なの」という言葉がホームランダーの心に突き刺さります。
そして、ラストシーン。
自身に変身したドッペルゲンガーの哀れな姿をみて、ホームランダーに大きな心境の変化が起こります。
みんなに愛されなくていい
誰も必要ない
お前など必要ない
ヒーローとしての人気や、承認欲求を最優先に考えていたホームランダーが、人に愛される必要などないと気づく超重要なシーン!
これまで、その精神的未熟さが唯一の弱点だったホームランダー。
しかし、その弱点を克服したことにより、まさに「覚醒」状態に・・。
最近、かっこ悪い姿を見せ続けていたホームランダーですが、これまで以上に厄介な敵になりそうですね。
不遇の能力者ドッペルゲンガーの能力を考察
死んだはずのマデリンに変身していたのは、ドッペルゲンガーという能力者。
実はシーズン1でも1度だけ登場していますが、まったく説明がなく、疑問が残っていたキャラでした。
ちなみにシーズン1では、ヴォート社と軍の契約を進めていたマデリンに反対していた上院議員を、ドッペルゲンガーの能力でハニートラップにかけていました。
今回ついに本当の姿が登場したと思ったら、残念ながら死亡。可愛そうなキャラですね。
確かに超便利な能力なんですが、弱点は無いんでしょうか。
ということで、ドッペルゲンガーの能力を考察していきます。
- 姿だけコピーする能力
- 姿+記憶もコピーする能力
僕も最初は、①の「姿だけコピーする能力」なのかな?と思っていたんですが、ホームランダーとマデリンの気持ちの悪い関係性をあまりにも忠実に再現しすぎなんですよね。
このことから、②の「記憶や内面もコピーできる能力」だと思われます。
ただ、、それだと機密情報も入手し放題だし、ちょっとチートすぎますよね?
ということでなにか制約があるのではと考えました。
そこで気になるのが、第4話の序盤とラストのマデリン(ドッペルゲンガー)の登場シーン。
部屋の奥から登場し、「やっと来た。心配してたの。会いたかった。」というマデリンですが、
2回とも全く同じ構図、セリフで登場しているんです。
このことから、ドッペルゲンガーは「(自分が目撃した)特定のシチュエーションにおける姿や記憶をコピーする」ことができると考えられます。
つまり、生前のマデリンとホームランダーの同様のシーンをドッペルゲンガーは見ており、それを再現していたんでしょう。
もちろん姿だけ変えて、自分の意志で話すこともできますが、記憶や性格については特定のシチュエーションを切り取ってコピーしているんでしょう。
だから、同じシチュエーション、同じセリフで登場したのだと思われます。
とはいえ、ドッペルゲンガーは第4話で死んでしまったので、真実は闇の中ですね。
キミコの苗字が発覚!
序盤にニュースで出てきたキミコの弟の名前
ケンジ・ミヤシロ
これでついに、キミコの本名もわかります。
キミコ・ミヤシロ
宮代公子ですかね?宮城貴美子?
ともかく、キミコのフルネームがわかったので「ザ・ボーイズ」登場人物29人徹底解説にて情報を更新しました。
ちなみに、日本で1番「宮代さん」が多いのは静岡県・・らしいです。
70年代のヒーロー「リバティ」とは?
シーズン2から名前が登場していたリバティ。
第4話にて非常に重要なキャラクターであることがわかってきたので、彼女の情報をわかっている範囲でまとめます。
- 1970年代に活躍
- 当時は中堅ヒーロー
- 1979年から消息不明
- 1972年の夏に黒人女性の兄マイロンを殺害
- 白人至上主義
- 能力は超パワー?
- ストームフロントと同じ外見
第4話の一番の衝撃の事実と言えばコレでしょう。
40年以上前に活動していた中堅ヒーローリバティが、無実の黒人男性マイロンを殺害し、その隠蔽にヴォート社が2,000ドルを支払った事件。
日本円で61万円(1972年当時1ドル=305円)は安すぎますね。
それだけではなく、リバティの姿がストームフロントと同じだというから驚き。
ストームフロントは30代なので、どう考えても計算が合いません。
考えられるのは
- クローン×コンパウンドVで何度も作られた人工ヒーロー
- コンパウンドVにより不老
- 不老不死の能力者
- リバティとストームフロントは親子
あたりでしょうか。この謎だけでも、シーズン2が盛り上がることは間違いないですよね!
顔面爆発でおなじみ、元CIA副長官のスーザン・レイナーがこの事実をつかんでいた可能性は高く、それ故に殺害されたのかもしれません。
ちなみに、リバティは当時「セブン」ではなく中堅ヒーローだったってことをお忘れなく。なので、ホームランダーがリバティの顔を知らないのも無理はありません。
そして、黒人女性から語られた悲惨な事件。
リバティは「盗まれた車を運転している」と言いがかりをつけ、「なぜ殴る。あなたヒーローでしょ?」と問うマイロンに、「だから黒人を掃除しているの」と言い放ち殺害。
近年の問題になっている、白人警察官による黒人への暴行・殺人について意識して描かれていますね。
この辺の白人至上主義への警告や、時事を盛り込む素早さはさすがとしか言いようがありません。
リバティとは「自由」
自由の女神(Statue of Liberty)など、アメリカを象徴する言葉でもある「リバティ」
そのリバティが、組織的な隠ぺい、黒人の殺害、正義のための犠牲を行うというメッセージ性についてもくみ取りながら観てみると、より楽しめるかもしれません。
(”楽しむ”というのは表現が適切ではないかもしれませんが・・)
ストームフロントについて詳しく知りたい方は、【ザ・ボーイズ】ストームフロント役のアヤ・キャッシュって何者?原作は?で解説しています。
ブラックノワールが動き出す?!
本筋とは関係ないんですが、僕の推しヒーローブラックノワールがついに動き出しそうな予感!
ヴォートの女性社員に手伝ってもらって、ブッチャーの行先を調べていくブラックノワール。
シーズン2で活躍すると前情報があったのに、第4話まではほとんど見せ場ないんですよね~。
第3話で、コンパウンドVによって能力者になったことを知り、廊下で泣いていたブラックノワール。
次回あたりについに動き出すんでしょうか・・。
ちなみに、テレビ番組でブラックノワールの人種についての話がありましたが、中の人について知りたい方は、「ザ・ボーイズ」登場人物徹底紹介にて俳優の写真を載せているのでご覧ください。
「ザ・ボーイズ」シーズン2第4話は恋愛回
「ザ・ボーイズ」シーズン2第4話のネタバレ感想を書いてきましたが、80%は惚れた腫れたの恋愛回でしたね笑
第3話が山場だったので、グロやアクションは箸休めにして、物語の伏線をはっていくようなストーリーでした。
とはいえ、コンパウンドVの副作用で心臓ボロボロのAトレインが「セブン」をクビになったり
ディープがまたまた迷走し始めたり
キミコとフレンチーの仲が進展しそうだったり
楽しみは増すばかり!!
次回9月18日(金)配信の第5話も楽しみにしましょう!
ちなみに、大体午前9~10時ころに配信されているようなので、要チェックです。
今回は以上です。
まだ観ていない人は「ザ・ボーイズ」を無料で視聴する方法で登録すれば、シーズン1も2も一気に観られるのでどうぞ。
シーズン2第5話のネタバレ感想はこちら。
関連記事 「ザ・ボーイズ」シーズン2第5話「行動の時」ネタバレ感想