こんにちは、ペペ(@pepe2blog )です。
全世界で感動の渦を巻き起こした話題作
”ワンダー 君は太陽”
病気によって外見にコンプレックスを抱える少年オギーが主人公の本作。
そんなオギーのトレードマークが宇宙飛行士のヘルメットです。

ポスターなどでもこのヘルメットが登場するので「ワンダー 君は太陽」と言えばこのヘルメットのイメージの人が多いんじゃないでしょうか。
このヘルメットについて気になっている方のために、「ワンダー 君は太陽」を4回鑑賞(うち4回号泣)し、原作小説も読了している僕が、オギーのヘルメットに関する情報を紹介していきます。
- ヘルメットが持つ意味
- オギーがいつからヘルメットを被っているのか
- 原作小説にはヘルメットは登場するの?
この記事では「ワンダー 君は太陽」のネタバレも一部あるので、もしも観ていない方は鑑賞してから記事を読んでくださいね。
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目次
「ワンダー 君は太陽」基本情報
日本公開日 | 2018年6月15日 |
原題 | Wonder |
上映時間 | 113分 |
原作 | “Wonder” R.J.パラシオ |
評価 | Rotten Tomatoes Tomatometer: 85% Audience Score: 88% Filmarks Score:☆4.3 |
あらすじ
生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。
引用)yahoo!映画より
病気によって見た目が人と違うことにより、心無い言葉やいじめを受けるオギー。
たった10歳の少年が悲しい思いをするのは観ていてつらいですが、それでも周囲の支えによって強くなっていく姿は感動必至!
当初は小規模な公開でしたが、またたく間に人気を呼び、世界中で大ヒットする作品となりました。
この映画は実話?と思った方は、【ワンダー 君は太陽】どこまで実話なの?オギーの病気は実在する?で解説しています。

そんなオギーのトレードマークであるヘルメットですが、実はそこにはたくさんの意味やメッセージが隠されているんです。
「ワンダー 君は太陽」オギーがヘルメットをかぶる理由

「ワンダー 君は太陽」の中で、ヘルメットは重要な意味を持ったアイテムです。
ヘルメットには大きく2つの意味があるんです。
- オギーの心理描写
- ポスターや宣伝用
1つ目はともかく、2つ目のポスターや宣伝用というのは気になりますよね。解説していきます。
オギーの心情を表している
ヘルメットの一番重要な役割は、オギーの心理を反映すること。
映画の序盤、オギーはずっとヘルメットをかぶって過ごしていますが、これはオギーが、周囲に顔を見られたくないという閉鎖的な感情を表しています。
ただ、オギーは自分の顔が嫌で隠しているというよりも、自分の顔を見た人のギョッとした反応を見るのが嫌なんですよね。
両親や姉、ミランダに顔を見られることは全く抵抗がないことからも、自分を肯定してくれる人には抵抗なく顔を見せます。

初登校の日は、両親に言われてヘルメットを脱いでいきますが、残念ながら学校では周囲の目やいじめにあってしまうオギー。
帰宅したオギーはすぐにヘルメットをかぶり、部屋に閉じこもってしまいます。
このシーンが、この映画で1番つらかった・・。
この時も、自分の心を閉ざしたことを表現するためにヘルメットが使われています。
最後はヘルメットをなくしても気にならなくなる!
映画を観ている人も気づかないくらい自然に、だんだんヘルメットが登場しなくなっていきます。
大好きなヘルメットがどこかにいっちゃっていたオギーですが、1年間の学校生活でヘルメットが無くても人前に堂々と出ることができるようになっていました。
そして、ラストシーンで父ネートがから明かされる衝撃の事実…!!
「パパの会社だ」
怒るオギーですが、父ネートの「ヘルメットよりお前の顔が見たかった」「お前の顔が好きなんだ」というセリフに僕の涙腺は崩壊でした。
全編を通してオギーの心情を表してきたキーアイテムこそが、ヘルメットだったんですね。
ポスターや宣伝用
実は、オギーのヘルメットにはもう一つの意味がありました。
それは、ポスターや宣伝のためにヘルメットが必要だったんです。
「ワンダー 君を太陽」を観た方にとっては、オギーの顔は見慣れているし、可愛いとさえ思うんですが、初見の人にとっては違います。
ストーリーを、まったく知らない人のためにも、いきなりオギーの顔を見せないための工夫としてヘルメットが使われているんです。

ポスターではメインビジュアルにヘルメットの写真が使われていますし、予告編でも30秒ほどはオギーの顔が正面から映らないんです。
事実、僕が初めて映画を観たとき、オギーの初登場シーンで少し驚いたのを覚えています。
人を外見で判断すべきではないというメッセージを持った映画だけに、広告でオギーの顔を隠す手法には少し違和感を感じるし、残念な気もします…。
しかし、こうした考慮をしないといけない世の中であるのが事実なんですよね。
ということで、オギーのヘルメットは映画の宣伝においても一役買ってくれていました。
「ワンダー 君は太陽」オギーのヘルメットは誰からもらった?

ヘルメットはヴィアの親友ミランダからオギーへのクリスマスプレゼントでした。
いつから使用しているかはわかりませんが、数年前のことかと思われます。
映画序盤では嫌な奴かと思われたミランダですが、昔はプルマン家と仲良しだったんですね。
ミランダについては、【ワンダー君は太陽】ミランダ役のダニエル・ローズ・ラッセルが気になる【ブレイク間違いなし】で解説しています。
「ワンダー 君は太陽」原作にはヘルメットのシーンはほとんどない

「ワンダー 君は太陽」には原作小説がありますが、同じようにヘルメットは登場するんでしょうか。
僕も実際に読んでみましたが、ヘルメットはほとんど登場しません。
ヘルメットは、オギーが小さなときにかぶっていたということや、映画同様いつの間にかなくなったということが書かれていて、映画ほどキーアイテムとしては登場しないんです。
他にも原作小説では映画との違いがいくつかあります。
映画では大活躍だった両親とのシーンが原作では少ない代わりに、ヴィア・ジャック・ウィル、ミランダやサマーなど、子供たちの心理描写が多いので、「あのシーンで彼らはどう考えていたのか」という舞台裏を知ることができます。
原作小説については、1500万部の大ベストセラー「ワンダー」を読めば映画がさらに面白くなるで、ネタバレなしで紹介しているので興味がある方は読んでみてください。
「ワンダー 君は太陽」ヘルメットはオギーの心理状態が反映されたアイテム
「ワンダー 君は太陽」のキーアイテムであるヘルメットについて話しました。
今回の内容をまとめるとこんな感じです。
- ヘルメットはオギーの心理状態を表している
- 広告・ポスター用にも役立っていた
- 原作小説にはほとんど登場しない
病気による外見に悩みながらも、次第に周囲に溶け込んでいったオギーの心理的な変化を、ヘルメットを使ってみごとに表現されていました。
オギーの病気は何だったのか?「ワンダー 君は太陽」は実話なのか?
が気になる方のために、下記の記事で解説しています。
関連記事 【ワンダー 君は太陽】どこまで実話なの?オギーの病気は実在する?【徹底解説】

今回は以上です。